墓石に写真を残す方法は三つあります。黒御影石の墓石や別の石板に写真をレーザーで彫刻する方法。写真を焼き付けた陶板(セラミック)を取り付ける方法。そして、スマートフォンで読み取ると何枚もの写真が見られるQRコードを付ける方法です。彫刻と陶板はふつう石材店に頼み、QRコードのシールは自分で貼れます。どの方法でも、墓石への加工や取り付けは霊園・墓地の規則で決められていることがあるので、事前に管理者に確認してください。
レーザー彫刻
日本でいちばんよく見かけるのがこの方法です。レーザーで石の表面を細かく削り、写真を点の濃淡で描きます。黒い御影石に彫ると、削った部分が白っぽく浮かび、鉛筆画のような仕上がりになります。
- 仕上がり:白黒の濃淡で、絵に近い印象です。コントラストがはっきりし、顔に光がよく当たった写真ほどきれいに出ます。
- 取り付け:石材店の工場で彫ります。竿石そのものに彫るには墓石をいったん外す必要があり、別の石板に彫って墓石の横や墓誌に添える方法なら、お墓に手を加えずに済みます。
- 限界:やり直しがききません。彫ったものは直せず、白っぽい石では写真がほとんど見えません。
写真と一緒に、お名前や言葉を彫り直す家族も少なくありません。墓誌や墓石に名前を追加で彫ると墓碑に刻む言葉もご覧ください。
陶板写真
写真を陶磁器に焼き付けた板を、墓石に取り付けます。楕円形や長方形が多く、金属の枠がつくこともあります。
- 仕上がり:カラーでも白黒でもでき、元の写真に近い色が出ます。
- 取り付け:専用の接着剤で貼るか、石に穴を開けて固定します。石材店に頼むのが一般的です。
- 限界:写真は一枚だけで、石から少し出っ張ります。固定が甘いと、凍結や地震で外れることがあります。
QRコード
写真の代わりに、小さな四角を墓石に貼るか彫ります。スマートフォンで読み取ると、オンラインのページが開きます。何十枚もの写真、動画、文章、家族や知人が残した言葉です。
- 仕上がり:墓石の上には控えめな模様があるだけで、顔は見えません。すべては画面の中です。
- 取り付け:シールなら自分で数分で貼れます。石に彫る場合は石材店に頼みます。
- 限界:何かを見るにはスマートフォンが必要で、ページが残り続けなければなりません。焼き付けた写真よりも、残る年数を気にする必要があります。
どこに、どう貼るか、シールと彫刻のどちらにするかは、お墓のQRコード:許可、貼る場所、屋外での耐久性にまとめています。
費用の考え方
レーザー彫刻と陶板写真の料金は、大きさ、カラーか白黒か、枠の有無、そして石材店の作業費で大きく変わります。墓石に直接彫る場合は、墓石を外して工場に運び、戻す費用がかかることが多く、そこが金額を左右します。石材店に頼むときは、取り付けまで含めた書面の見積もりをもらってください。
QRコードは、forevrの場合、最初のプランが**€19**の一回払いで、同じコードのシールが三枚付きます。費用の詳しい比較はお墓のQRコードの費用にあります。
取り付け方
陶板写真の固定には二つの方法があります。
- 接着:石材用の接着剤で、きれいに乾いた平らな面に貼ります。凍える日ではなく、穏やかな日に。説明書にある時間、しっかり押さえておきます。
- ビス留め・埋め込み:石に穴を開けて固定します。石材店の仕事で、盗難や凍結、地震にはいちばん強い方法です。
彫刻した石板は墓石の横に立てるか、墓誌に添えます。QRコードのシールは、掃除をして乾かした石の面に、ふつうのシールと同じように貼ります。
日差し、雨、凍結
どの方法も永久ではなく、メーカーがうたう年数を確かめられるのは何十年も先のことです。三つの方法に共通する注意があります。
- できれば日の当たりにくい面に。 真南を向いた面は、何でも早く傷みます。
- 掃除に研磨剤を使わない。 やわらかいスポンジと水で十分です。お墓の掃除をご覧ください。
- 元の写真のデータを残しておく。 割れた陶板は作り直せますが、なくしたデータは戻りません。
写真の選び方
ピントが合い、正面か斜め前から、顔が大きく写った写真を選びます。集合写真から切り出した顔は小さすぎて、拡大すると粗くなります。背景はすっきりと、光はやわらかく。いちばん最近の写真でなくてかまいません。その方らしい顔の一枚を。遺影に使った写真をそのまま使う家族も多くいます。
注文する前に、家族の意見を聞いてください。お参りに来る誰もが、何年も目にする写真です。
霊園の許可は必要か
墓石に何かを彫る、取り付けるといった工事について、多くの霊園や墓地は使用規則で定めを置いています。寺院墓地では住職への相談が先になり、民営霊園では指定の石材店しか工事ができないこともあります。写真の取り付けやQRコードが規則の対象になるかどうかは、霊園ごとに違います。いちばん確実なのは、取り付ける前に管理事務所や住職に聞くこと、あるいは石材店に確認してもらうことです。
一枚の写真か、すべての写真か
彫刻と陶板は、一つの顔を見せます。QRコードは、一つの人生を見せます。子どものころの写真、旅行の写真、録音した声、家族が年月をかけて足していく思い出。両方を選ぶ家族も多くいます。墓石には一枚の肖像を、その先のすべてはQRコードの向こうに。
forevrでは、いちばんシンプルなSouvenirが**€19の一回払いです。写真50枚までのページと、自分で貼る同じコードのシール三枚が付き、10年間、読めなくなったシールを無償で交換します。€39のHeritageと€89**のEterniteでは動画と録音が加わり、無償交換の期間は20年と30年になります。価格はユーロ表示です。
forevrの価格、交換期間、プランの内容は、2026年9月29日にサイトのコードで確認しました。墓石への加工や取り付けの可否は、それぞれの霊園・墓地の規則によります。管理者にお確かめください。


